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血が吹き出る奇病・血汗症の原因は?日本に症例はあるのか?

血汗症

みなさんは血汗症という奇病をご存知でしょうか?

皮膚から血が滲みだしてくるというこの疾患。

一体何が原因なのでしょう?また、日本に事例があるのか調べてみました。

 

血が吹き出る奇病・血汗症

血汗症
<出典:wikipedia>

血汗症の読み方は「けっかんしょう」と読みます。

この病気は毛穴などから汗のように血液が出てくるという、非常に稀な疾患と言われております。

歴史上の書物にも血汗症についての記述がされており、レオナルドダヴィンチが残した文書には、

戦闘前の兵士であったり、死刑宣告をされた罪人が血の涙や汗を流したと記されております。

また、聖書にも血汗症について記述されており、イエス・キリストがユダの裏切りにあい、
十字架にはりつけにされる前夜、血の汗を流したとされています。

歴史上の書物では、極度のストレス状態に陥った際に身体に現れる反応だということがわかりますね。

血汗症は日本に症例はあるのか

1880年以降、血汗症と思われる症例報告は43件ほどあったと言われており、
2000年以降だけで同じような症例が18件見つかっています。

様々な国で発症を確認されていますが、
現時点では日本での症例は確認されておりません。

イタリア人女性(21)の血汗症の症例

伊フィレンツェ大学病院の医師より症例報告されている、
とあるイタリア人の女性は18歳の頃から、血の汗が出るという症状に悩まされていました。

血が出ていても、擦り傷があるわけでもなく、汗のように毛穴から噴出すると言います。

そして睡眠中や運動中には出ませんが、激しい怒りや悲しみを感じた時に、
5分ほど血の汗が出てきたのです。

顔面が血だらけになるという非常にショッキングな姿になるために、
外出をするのが怖くなり、彼女はパニック障害とうつ病を発症します。

病院側が調べたところ、皮膚の細胞組織に異常はなく、
「血汗症(hematidrosis)」の診断を下しました。

その後、女性には心臓血圧治療薬のプロプラノロールが処方され、
症状は改善しましたが、完治したわけではないそうです。

血汗症の写真はこちらから見られます。(※閲覧注意)

ドミニカ共和国・デルフィナさんの血汗症症例

血汗症に苦しんでいる方はドミニカ共和国にもいました。

デルフィナ・セデーノさんは2009年に血汗症を発症。
ひどい時は出血が15日間ほど継続することもあるようで、皮膚からとめどなく溢れる血は、
とても恐ろしいものであったと語っております。

現在は薬で症状をやわらげられていると言いますが、
デルフィナさんも完治はしていないそうです。

血汗症の原因は?

女性

皮膚から血液が出るとなると、通常の生活が送りにくくなってしまいます。

また、感染症と疑われて隔離され、うつ病を発症してしまうというケースもあるようです。

そんな未だ治療法が見つかっていない血汗症ですが原因は一体どういったものがあげられているのでしょうか。

現段階で、血汗症の原因は残念ながら特定されていません。

しかし、可能性としては極度の感情反応が身体的な病気を引き起こす場合、
血液の凝固能力が損なわれる出血性障害もしくは心理遺伝的疾患が考えられるといいます。

なので、ストレス緩和剤などによって、症状が改善するケースも。

まだまだ謎の多い奇病である血汗症。
その症状に悩んでいる人は多いようです。

1日でも早く治療法や治療薬が見つかることを祈ります。