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21歳の自閉症の青年。生まれて初めての質問に、世界中から温かい「Yes」が届いた。

人は通常、2歳頃には意味のある言葉を喋りはじめ、3歳には「なんで?なんで?」と質問を始めます。
しかし、21歳まで「なんで?」と言わなかった青年がいました。
彼の人生初の質問に、世界中から届いた回答が、愛に溢れていると話題になっています。

会話のできない青年

フロリダ州ネプチューンビーチに住む21歳のデイビッド・ブロックさんは、5歳で自閉症と診断されました。

自閉症とは、遺伝的な要因で脳に障害が起こったとされる先天性の発達障害です。
一般的に、社会性とコミュニケーション能力が欠乏していることが特徴です。
症状が軽い人まで含めると、100人に1人が自閉症であるといわれています。
重度になると、会話ができない人もおり、彼もその一人です。

デイビッドさんは重度の障害により、子供達の集団の中にいることや、飛行機や映画館などの閉ざされた空間にいることができません。
そのため学校には通えず、在宅医療システムを利用して教育を受けてきました。

デイビッドさんは全く話せないという訳ではありません。しかし、その瞬間まで母親に何かを質問したことはありませんでした。

彼の母親ケリーは、ヤフーのインタビューに対してこう答えました。
「私たちは会話をしたことがなかったのよ。」
「友情を築くということは、デイビッドにとってはほとんど無理なこと。なにせ1日中、健康補助具と両親としか接しないのですから。」

突然の質問

それは突然の出来事でした。
テレビでフットボールの試合を見ているとき、デビッドは突然母親に向かってこう言ったのです。

「僕みたいな人を好きになる子って、いるのかな?」

母親のケリーさんは、この驚きと感動をSNSで共有したいと思いました。
ツイッターで息子の写真と共に、彼の生まれて初めての質問を投稿したところ、またたく間にツイートは拡散。

そして、世界中から「Yes」が届けられました。
77,000回のいいねと、10,000件のコメント、6,000件のリツイートがあったのです。

リツイートの中には同じく自閉症の子供もいました。

ケリーは、この世界中からの反応に、こうツイッターで答えました。
「デビッドと私は、とても驚いています。こんなに感動したことはありません。デイビッドへの返信をすべて読んでいますが、時間がかかります。皆さんが私たちのことを祝福してくれたことに感謝します。」

デイビッドは、友人になることを申し出てくれた人達に、一人一人これから返事をするつもりです。これまで友達のいなかった彼にとって、このことは信じられないくらい幸せなことでした。

「SNSでの出会い」と聞くと、あまり良い印象は受けないものですが、こんな形で自閉症の方がコミュニケーションを取れるようになるのなら、どんどんSNSを活用していって欲しいですね。